語学力

きっかけは?
必修科目であった中国語学習で中国語の面白さを知り、そこから1年生の夏休みに3週間、北京と天津で行われた語学研修に参加して、中国という国にとても興味を持ったからです。また留学に行くことで、語学だけではなく自分の内面も成長できるうえ異文化を学び多くの人と関わることで日本ではできない体験や新鮮さを感じられると思いました。

決めた理由は?
最初は1年次に行った天津、または北京を留学先の候補に考えていました。ですが、一度行った土地は慣れがあるのではと思い、あえてその2箇所以外にしようと考えました。そこから北陸大学と提携を結んでいた留学先(上海・蘇州・大連)をネットや先生・先輩からのアドバイスをもとに調べたところ、大連が石川県と近いこともあり身近に感じました。さらに詳しく調べていくうちに、現在も大連には日本企業が多いことや、日本との関わりも深く歴史的な面で体験できる都市だということを知り、大連に留学に行くことを決意しました。

留学先との違いは?
まず一番違うことは、留学先(海外)で語学を勉強することは、日本で学ぶよりもはるかに能力が身に付くということです。その理由は、授業含め生活の全てが中国語になるからです。生活をするためには中国語が必ずついてくるので必然的に中国語を使う環境が増えることが一番大きい違いだと思います。また、人との交流を通し実践しながら語学を学べるのは留学の魅力の一つです!

思ったことは何ですか?
外の価値観で日本を見ることです。日本にいると他を知らないので、日本の立場からでしか物事を考えられないけれど、海外に出ることで客観的に日本を見ることが出来るようになります。日本を外から見ることは、日本にいては出来ないことだと思います。

苦労したことは?
言葉の壁と文化の違いによる、コミュニケーションの壁です。まず、日常会話も中国語になるとどうしても自分の言いたいことがすぐに言葉に出来ずに、最初の頃は買い物に行くのも不安でした。外国人の友達にこれは嫌、これなら良いよなど自分の気持ちを相手にストレートに言えない日本人の性質上、遊びに出かけても上手く会話が成立しないこともあって大変でした。

留学するまでは経済面・生活面など日本の方が中国より進んでいるイメージでしたが、実際に留学に行き中国の目線に立って日本を見ることで、日本も中国を見習うべきところがあるんじゃないかと客観的に物事を捉えることができるようになり、イメージや第一印象で何事も判断してはいけないと考え方が変わりました。
また、留学に行く前は中国語を話すことに抵抗を感じていました。ですが、留学を経験して自然と中国語を使う環境で生活し積極的に会話をする中で語学力が伸びたと実感し、自分から中国語使うことに抵抗を感じなくなりました。今では、中国語を生かして働きたいと思うようになりました。