ターニングポイントに

決めた理由は?
多民族・多宗教国家であるマレーシアで、多文化共生を肌で感じたいと考えたからです。プログラムにホテルでのインターンシップが含まれているので、英語を使って働くという経験ができることも魅力でした。

変わったことは?
マレーシアという国についてはあまりなじみがなく、多文化都市で暮らすことには期待と共に不安も感じていました。でも実際に留学生活がスタートすると、いろんな人と出会う中で、異なる文化や価値、個性を持つ人間同士が交流することの楽しさを実感できました。

UTAR大学ではGrammar, Read ing, Writing, Listeningの4つの授業を受けています。もちろんすべて英語で行われるので難しいと感じることもありますが、先生が学生一人ひとりを気にかけてくれますし、質問しやすい場をつくってくれるので、確実な理解につながっています。授業が始まる前や終わった後の雑談を通じて、日常会話のスキルも少しずつ上がっていることが実感できています。

とにかく人が優しいです。私が伝えたいことを理解しようと真剣に耳を傾けてくれますし、私が聞き取れない英語は分かりやすく言い直してくれます。おすすめの飲食店を教えてくれたり、一緒に遊びに行こうと誘ってくれたりと、いろんな面で支えてもらっています。
また物価が安いので生活費が抑えられ、電車や高速バスを利用して違う都市を訪れるなど、いろんなことに挑戦しやすい環境でもあります。

「留学」とは?
留学体験を通じて、いい意味でこれまで持っていた価値観がリセットされました。これまで日本で暮らしてきて「当たり前」に感じてきたことが当たり前ではないことに気づきましたし、異文化に身を置くことが自分自身をより深く知るきっかけになりました。

留学前に抱いていた不安や戸惑いが払拭された今は、「いろんな社会や世界を見たい」「たくさんの人に出会いたい」「新しい経験をしたい」と、夢や希望が膨らんでいます。自分が挑戦したいことがあるときに言葉の壁で阻まれることがないよう、もっと英語力をつけたいとも思っています。
将来振り返ったとき、「大学時代の留学が人生のターニングポイントになった」と思えるのではないかと想像しています。