志田 義寧

専門
- 経済学
- 金融
- 経済ジャーナリズム
- 広報論
主な担当科目
- マクロ経済学
- 経済政策
- ゼミナールⅡ
- 基礎ゼミナール
- 専門基礎ゼミナール
- キャリアデザインⅠ
- キャリアデザインⅡ
所属学会
- 経済教育学会
- 日本消費者政策学会
趣味
- ドライブ
- アウトドア
私の考えていること
日銀が四半期ごとに実施している「生活意識に関するアンケート調査」によると、日銀が2%の物価上昇目標を掲げていることを「知っている」という人は2割しかいません。残りの8割は「見聞きしたことはあるが、よく知らない」か「見聞きしたことがない」という状況です(2020年3月調査)。
私はロイター通信で20年間にわたって経済記者をしてきましたが、取材を通じて改めて感じることは、結局、経済は人がつくっているということです。どんなに立派な政策を打ち出しても、人々の気持ちを動かすことができなければ、その効果は限られます。
情報過多の時代と言われる今、本当に必要な情報が人々に届きにくくなっています。それが「事実を見る目」を曇らせるとともに、「期待」の形成が上手くいかない背景にあるのではなかと危惧しています。これまでは記者という立場から情報を届けることに努力してきましたが、今後は情報を受け取る側の教育に全力を尽くします。
高校生へのメッセージ
人生100年時代と言われる昨今、大学で過ごす4年間は一生のたかだか25分の1に過ぎません。人生はよくマラソンに例えられますが、フルマラソンで言えばわずか1.6kmです。しかし、この1.6kmが残りの30km超、80年近い人生を左右するといっても過言ではありません。4年もあれば大抵のことは成し遂げられます。運動に励むのもよし、語学を極めるのもよし、資格を取るのもよし。大学に入ると皆さんは生徒から学生になり、行動の自由度が格段に高まります。将来なりたい姿を思い描いてください。そして、その夢を諦めないでください。その夢が実現するよう、われわれ教員は全力でサポートします。
おすすめの本
- 白川方明『中央銀行 セントラルバンカーが経験した39年』東洋経済、2018年
- 笹原和俊『フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ』化学同人、2018年