専門
- 道徳教育
- 教育哲学
主な担当科目
- 性教育(経済経営学部)
- 生命・医療倫理学(医療保健学部)
所属学会
- 日本道徳教育学会
- 日本道徳教育方法学会
- 生命倫理学会
- 教育哲学会
- 日本カリキュラム学会
趣味
- 温泉、総湯めぐり
- 美味しいお店めぐり
私の考えていること
寛容さは、混とんとした先の見えにくい時代に世界で求められていることです。この寛容な心の育成を道徳教育の視点から研究しています。寛容とは、相手を許すことだけでなく、自分自身を許すことでもあります。自分を許してくれる主体は誰なのか。西洋社会では自分と垂直な関係性で結ばれた神(キリストやアッラーなど)かもしれません。しかし日本では独特の文化のなかで自分が自分を許すことになるのです。自分を客観視して、他者と比較します。村社会に生きてきた日本人は、「お互い様だから」「謙虚な姿勢」と言いながら、他者を許していくのです。異なる宗教間で民族の対立が世界の紛争のもとになっています。身近な人と人とのふれあいの中で相手を許すこと。このことが、ひいてはグローバルでVUCAな時代の真の国際協調へとつながっていきます。一人ひとりの学生の皆さんのこころに、こうした寛容の種を蒔くことができたら幸せです。
高校生へのメッセージ
本学は、元国務大臣・林屋亀次郎先生が50年前に「自然を愛し、生命を尊び、真理を究める人間の形成」という建学の精神をかかげて設立した大学です。あなたも、四季折々の自然に触れながら、自分も自然の一部としてその命を輝かせながら、北陸大学のアカデミックな世界に飛び込んでみませんか。そこでは本当の自由を謳歌しながら、真理とは何かを探究することができますよ。
おすすめの本
- 広田照幸 著 『日本人のしつけは衰退したか』 講談社現代新書
- Tina Seeling 著 高遠裕子 訳 『20歳のときに知っておきたかったこと』 阪急コミュニケーションズ
- Elise Boulding 著 松岡享子 訳 『子どもが孤独(ひとり)でいる時間(とき)』 こぐま社