学生時代も今も、トライ&エラーを重ねて一歩前へ。 株式会社あつみファッション 取締役営業部長日名田 城宏氏 2009年 未来創造学部未来社会創造学科 卒業 (株)あつみファッションは、富山県氷見市で1982年に創業。デザイン、パターン作成、グレーディング、サンプル作成、生産、梱包、出荷までの一貫した作業体制のもと、女性の下着をメインに、ミシンを使ったあらゆる製品を生産する。 現在の仕事 あつみファッションは私の祖父が創業した会社で、主に女性の下着をデザイン、縫製しています。私自身は大手下着ブランドや商社へのOEM営業を担当しています。取引先は都市部に集中しており、生産拠点は海外にあることから、出張が多い仕事です。最近は自社商品の開発などB to Cビジネスにも力を入れています。コロナ禍で注目を集めた「ブラマスク」はその一例です。 大学時代に得たもの 現在の仕事は私にとって第2の人生です。大学卒業後はプロ野球チーム富山サンダーバーズに入団しました。3年間プレーして野球人生に区切りをつけたのですが、もともと3年を期限としてNPB(日本野球機構)に上がらなければ引退しようと決めていました。 学生時代はずっと野球のことを考え、野球だけしていました。自分の代で1部リーグから2部に転落したこともあり、当時キャプテンだった同級生と二人、四年次の秋まで部に残り、1部復活を目指して汗を流しました。海外企業と取引をしている今は、英語の授業はもう少ししっかり取り組めばよかったな…と反省しています。ただ自分にとって北陸大学は、やりたいことに熱中できる場であり、自立して生きる力を養えた場でした。いろんな壁を乗り越え、進路に大いに悩み、成長できたと思っています。 後輩、母校へのメッセージ 大学生は、自分では大人だと思っていても、まだまだ未熟で、自分の中で考えがまとまらない、目の前の問題を解決できないということも多々あります。でもそれが当たり前なので、とにかく全力で考え抜き、自分の力で答えを出す経験を積んでほしいと思います。それが後の人生に必ず役に立ちます。 社会に出てもトライ&エラーの構図は全く同じで、私自身も日々悩み、考え、自分なりの答えを出しながら前に進んでいます。後輩の皆さんも、いろんな経験を積み、自分の足で1歩ずつ着実に進んでいきましょう。そして母校には、そうした学生を全力で応援する大学であって欲しいと思います。 ※所属・肩書は取材時点(2024年2月)のものです。 ロングインタビューはこちら 北陸大学の未来へ。 募金のお願い本学が標榜する「学生の成長力No.1の教育」の継続実践に資することを目的に、皆さまのご厚志を募っております。ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 View More