大学時代は、
旅の荷造りをするような時間でした
厚生労働省地方厚生局麻薬取締部
M
2014年 薬学部薬学科 卒業

これまでのキャリアパスと現在の業務

大学卒業後は病院薬剤師として働きました。病棟業務やチーム医療にも積極的に参加できる、やりがいのある職場でしたが、たまたま麻薬取締部の採用情報を見つけたことで転機が訪れました。薬物捜査に対する8割の好奇心と2割の正義感から応募したところ採用が決まり、北海道で新しいキャリアがスタートしました。その後、広島県への転勤を経て、現在の東京勤務に至ります。
麻薬取締官は、薬物犯罪に係る捜査・情報収集活動を行っており、薬物乱用者、暴力団や規制薬物密売人の取り締まりに従事します。定期的に病院、薬局、製薬会社等の立入検査を行い、正規流通経路からの横流しや不正使用を防止するための指導と助言も行います。また、薬物乱用を未然に防ぐための啓発活動、薬物依存からの回復を支援する再乱用防止プログラム、薬物事犯における鑑定業務にも携わります。

私にとっての北陸大学

大学時代は、旅行でいうと荷造りのような時間でした。必要なものを揃えたり、逆にいらないものは置いていくことにしたり。旅先の情報を調べてワクワクしたり、出かけるのがちょっと面倒になったり。出発直前には忘れ物がある気がして不安になったり―。いざ、社会人になってみると、やっぱり準備しておけば良かったと思うこともあれば、意外と現地調達できるなと思うこともあったりで、なんだかんだ楽しく過ごしています。旅行は準備しているときが一番楽しいのはさもありなんですが、準備が充実していればどこへ行っても楽しくなるものです。

母校で学ぶ後輩へのエール

最優先は学業です。卒業や試験合格のために必要な勉強をすることを大前提として、残りの時間とエネルギーはサークルや趣味、恋愛、学外活動、遊び等々に注ぐのが良いと思います。思い出は多ければ多いほど人生を彩ってくれます。経験として支えにもなってくれます。社会人になり、ノスタルジーに浸りながら飲むお酒はとても美味しいので、良い思い出をたくさんつくってください。

※所属・肩書は取材時点(2023年10月)のものです。

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